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「カタログギフト」もプチギフトの時代に合わせて進化できる?
個人のフォーマルギフト(主に冠婚葬祭・お中元・お歳暮)で利用されてきたのが「カタログギフト」です。
「カタログギフト」って聞くと今更って感じる人も多いことでしょう。
ここでちょっとだけ「カタログギフト」について解説しておきます。
相手が不特定多数で好みもわからない。なら、カタログから選んでもらえばいいじゃんってことで、もう文化といっていいほど「カタログギフト」はギフトの定番になりました。
かさばらないっていうことも大受けして、結婚式などでは総じて「カタログギフト」が引出物として重宝されてきました。
「カタログギフト」は1987年にシャディが取り扱いを始めて30年以上の歴史がすでにあります。
その間、グルメや体験型の旅行や食事プランなど選択肢は広がったものの大して革命的なことはありませんでした。
なので、そろそろ何かしないと時代に置いていかれる可能性大というのが現状でしょう。
カジュアルギフトに今の「カタログギフト」は重すぎる
身内や友人に気軽に贈り物をする「カジュアルギフト」が右肩上がりで成長しています。
*プチギフト・カジュアルギフト・スモールギフトは本質的には同じものとしてここでは扱います。
これは低迷しているギフト業界では嬉しい傾向です。
「カタログギフト」の弱点は印刷物であること。これまではそれが強みだった面もありますが、それゆえにコストも発生します。
印刷物ということは手渡ししない限り送料も発生します。作業の手間もかかります。
これでは手軽に贈れるカジュアルギフトとしては「カタログギフト」は不適格なんです。
SNSをはじめとしたソーシャルギフトへの対応が求められています。
「カタログギフト」をメール1通で送れるとしたら、手軽に贈れるギフトってことになりますよね。
あとは予算です。カジュアルギフトは相手側に負担にならない程度の金額のものが基本です。
この面では、「カタログギフト」ではどこまで対応できるかは未知数です。
ぶっちゃけいくらまでがカジュアルギフトなんだろうか?
缶コーヒーをおごる感覚で「ありがとう」「おつかれさま」の感謝をギフトで贈れたら最高ですね。
それならギフティという会社がコンビニなどとタイアップしてサービスを提供しています。
100円のコーヒーでも贈れます。受け取った人が対象のお店(ローソンなど)に行って、サービスを受けられる仕組みになっているからです。自分で行ってもらうんですから送料などのコストも発生しません。だから、たった100円の商品だってビジネスになるんです。
ということは、例えばお店にいつもおいている商品であれば、提供しようと思えばなんだってできるってことです。(商品はあらかじめ決まっています、その気になればってことです)
スマホが、ギフトの形も変えてしまったんです。
「カタログギフト」がメールで贈れるのが「ギフトパッド」
「カタログギフト」のソーシャルギフトサービスを提供するのが「ギフトパッド」
メールでお贈りする際に写真や動画のメッセージも付けられるので、あなただけのオリジナリティも演出できます。
もちろん、送り方法はLINE、Facebook、TweitterなどのSNSで贈ることができます。
「カタログギフト」の良さは残しつつ、不要な印刷物や送料を省いたサービスってことです。
100%浸透しないのは、受け取らる方がネット環境(PCやスマホ)に対応できないケースがあるからです。もし、その心配がなくなっていけば、今後このスタイルが標準になってくるのは確実です。
物(カタログ)がないともらった気がしないとういう方もいらっしゃるでしょう。わたしもそっち派ですが、年賀状も「あけおめ」のメールで済ますくらいですから、これが現実なんですよねぇ。